つながらない覚悟 岸見一郎

つながらない覚悟、岸見一郎

社会的に孤独が大きな問題になっています。
コロナ禍を経て、私が、私達が、誰かとつながることの重要性を。

このタイトルは真逆のように受け止められるかもしれない。
しかし、この本で岸見さんの言うところの「つながらない」というのは、
「つながる必要のないつながりはいらない」ということです。

わかりあえるか、わかりあえないか。
その境界線は、その人を理解しようとする試みの積み重ね。
親子だから、夫婦だから、兄弟姉妹だから、友人だから、
そういうことでわかりあえるなんていうことは、ない。

人間関係は、本人無自覚なまま、「支配」や「依存」になりがちです。
一人一人が自分として、わかりあえたらいいし、
本当につながりたい人とはつながりたい。

ヨガの教室でも、
支配的な人間関係でもなく、依存的な人間関係でもなく、
お越しくださった生徒さんの本来のその方自身として、
お付き合いできたらと思っています。

つながらない覚悟、岸見一郎
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<岸見一郎>
1956年生まれ。哲学者、心理学者。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。奈良女子大学文学部非常勤講師などを務める。専門のギリシア哲学研究と並行してアドラー心理学を研究(Amazon紹介より抜粋)

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