学名:Iris
一輪、黄色のアイリスが咲き始めました!
葉がビュンビュンと伸びていました。
いつ咲くのだろうかと思っていた矢先の開花。
とても嬉しいです。
冬に球根を植え、何色が咲くのかもわかりませんでした。
おそらくオランダアヤメ(ダッチアイリス)かと。
同じ時期にチューリップも植えましたが、
そちらはまだ全く咲く気配がありません。
次の子は何色なのかな、楽しみです。
アヤメ属(綾目、文目、菖蒲、鳶尾 -属、アヤメぞく、Iris)はアヤメ科の属の一つ。ラテン語表記の Iris(英:アイリス,仏:イリス)はギリシャ神話の虹の女神イーリスに由来する。 「アヤメ」は漢字で『菖蒲』とも表記され、これは「ショウブ」とも読めるが、アヤメ属はキジカクシ目に分類されるのに対し、ショウブ属はショウブ目に分類される全く別の種類の植物である。
<特徴>
多年草で地下に球茎または根茎がある。葉は剣形でふつう根生し、茎に跨状に互生する。花は両性で、1個または多数の花を総状につける。花被片は6個で、3個の外花被片と3個の内花被片の形が異なる。外花被片は大型で先が広がり下に垂れ、種によっては外花被片の中央部にとさか状の突起があり、内花被片は小型で直立する。花柱は上部が3分枝し、花柱分枝は花弁状になる。雄蕊は3個で外花被片に対生し、花柱分枝の下につく。
世界の温帯に約150種、日本では9種が知られ、うち7種が自生している。
<日本の種>
シャガ Iris japonica Thunb.
ヒメシャガ I. gracilipes A.Gray
ヒオウギ I. domestica
イチハツ(帰化、栽培) I. tectorum Maxim.
エヒメアヤメ I. rossii Baker
ノハナショウブ I. ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai ex Makino et Nemoto
ハナショウブ(栽培) I. ensata Thunb. var. ensata
カキツバタ I. laevigata Fisch.
アヤメ I. sanguinea Hornem.
シロアヤメ I. sanguinea Hornem. f. albiflora Makino
カマヤマショウブ I. sanguinea Hornem. var. violacea Makino
ヒオウギアヤメ I. setosa Pall. ex Link
ナスノヒオウギアヤメ I. setosa Pall. ex Link var. nasuensis H.Hara
キリガミネヒオウギアヤメ I. setosa Pall. ex Link var. hondoensis Honda
キショウブ(帰化)I. pseudacorus L.
(wikiより)
<花言葉>
「希望」「信じる心」「メッセージ」「吉報」「よき便り」「知恵」
ギリシャ神話に登場する女神イリスにちなみ、メッセンジャーを務めるイリスが虹の橋を渡り、さまざまな場所へ便りを届けることに由来する。また、天空にかかる虹のように希望を与えることから、「希望」がついたといわれている。
(greensnapより)
<いずれアヤメかカキツバタ>
アヤメもカキツバタも美しいことから、どちらも優れていて優劣がつけがたいことをたとえて、そう言うのである。
アヤメとカキツバタ、そしてハナショウブの三種はとてもよく似ている。
この三種を見分けるポイントはいくつかあるが、もっともわかりやすいのは下の花びらの模様である。ハナショウブは花びらの模様が黄色であるのに対して、カキツバタは白色である。そしてアヤメは、網目状の模様がある。また、ハナショウブは、葉の中央の葉脈がはっきり見えるという特徴もある。
もともと生息地が異なる。
野生の状態では、カキツバタは水がたまるような湿原に生息する。これに対して、ハナショウブは、湿った草原に生える。そして、アヤメは排水の良い草原に生える。
つまり、水の中に生えるのはカキツバタだけで、ハナショウブやアヤメは、もともとは湿原というよりは、水のない草原に生える植物なのである。菖蒲園では、ハナショウブは水を切った状態で栽培されるが、花の時期には、美しく見えるという理由で、わざわざハナショウブのまわりに水を張っているのである。ハナショウブにとっては、ずいぶんと迷惑な話である。
(山と渓谷オンライン『花は自分を誰ともくらべない~47の花が教えてくれたこと~』稲垣栄洋著より抜粋)
いきなりですが、本の紹介です
『花は自分を誰ともくらべない~47の花が教えてくれたこと~』
https://www.yamakei.co.jp/products/2819048830.html
「ハナショウブ、ショウブ、アヤメの名前の謎」
とてもわかりやすく、面白かったので、よかったら。
本当は「本の紹介」カテゴリーで紹介したかったのですけど。
【著者略歴】
稲垣栄洋(いながき・ひでひろ)
1968年生まれ。静岡大学大学院農学研究科教授。農学博士、植物学者。農林水産省、静岡県農林技術研究所を経て、現職。著書に『身近な雑草の愉快な生き方』(ちくま文庫)、『散歩が楽しくなる雑草手帳』(東京書籍)、『面白くて眠れなくなる植物学』(PHPエディターズ・グループ)、『生き物の死にざま』(草思社)など多数。