これ1冊できちんとわかるアーユルヴェーダ 西川眞知子

これ1冊できちんとわかるアーユルヴェーダ
これ1冊できちんとわかるアーユルヴェーダ 
西川眞知子 毎日コミュニケーションズ

アーユルヴェーダを学んでいくと、自分のタイプに合うことを取り入れたくなり、
生活全般に関して、やけに細かくなってしまい、
最後には「なんだか面倒だなぁ」となってしまいがちです。

ヨガに関しては面倒と思うことはないのですが、
マッサージの時のオイルは「~オイルを使用」とか、
「~体質には、この食材を使い、風味は~。おススメではない食材は~、風味は~。」、
「この時間の飲み物は~」「頭のマッサージの順番は、まず~、次に~、それから~」など制約がたくさんあるんですもの。

この本は、気軽に取り入れることができそうです。

アーユルヴェーダとは、「生命の科学」を意味します。
ヨガとは兄弟姉妹とも呼ばれ、ヨガのティーチャートレーニングなどでも学ぶもので、古代インドから伝わる伝統医学です。この本では医学の枠にとどまらず、心と体のバランスを整える生き方の知恵が紹介されています。

私たち個人が本来持っている本質、年齢に合った生活を送ることの重要性を説いています。
アーユルヴェーダの理論では、全てのものに、地、水、火、風、空という5つの自然エネルギーが働いていると考え、これらの5つのエネルギーのうち、地と水の組み合わせが「カパ」、火と水の組み合わせが「ピッタ」、風と空の組み合わせが「ヴァータ」と3つに本質が分けられます。(年齢、季節、時間、その時の体調や気持ちの変化に応じてこの本質は少し変わってきますし、混合型もあります。)

特別なマッサージサロンに行かなくても、ご自身によるマッサージ、食事法、呼吸法、ヨガ、生活習慣、自然のエネルギーを感じ取ることなど、ご自分の中のバランスを整えることに役立つ事柄が、わかりやすく載っています。写真がきれいなのも、いいですね。
皆様も、興味ございましたら、ぜひどうぞ。

2012年8月18日の感想