オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ Only Lovers Left Alive

オンリー・ラバーズ・レフト・アライヴ Only Lovers Left Alive

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

お休み中は、のんびり過ごしました。
ゆったりとした時の流れ・・・こちらの映画をご紹介します。

現代に生きる吸血鬼の物語。
トム・ヒドルストン、ティルダ・スウィントン(二人とも非常に美しい)、
現代の人間よりも人間的な、趣味や生き方。
それぞれ別の場所で、まったりとした日々を過ごしています。
そんな生活を観ている時間は、なんとも心地良かったりするのです。

彼らの穏やかな安定した生活は(おいおい壊れていくのですが)、
消えゆくであろう美しい風景、荒廃したかつて美を誇った建物、
時代とともに作られなくなり、聴く人も少なくなった音楽・レコード・楽器
(「YouTube」で聴くと言われてしまったり)に似ています。
最近では、書店で本も売れなくなってきているようですので、いずれは・・・。

ゆったり流れる時間の贅沢さ。

吸血鬼物というジャンルになるのでしょうが、
全く怖くはありませんので、怖さは期待しないでくださいね。
何が起こるという話でもないのですが、とても好きです。

絶滅してしまいそうなもの、こういう映画作品も含まれるのかもしれませんが、
なくならないで欲しいなと思うのです。

<オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ Only Lovers Left Alive>
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:トム・ヒドルストン、ティルダ・スウィントン、ジョン・ハート、ミア・ワシコウスカ

ジム・ジャームッシュ監督が描く吸血鬼のラブストーリー。
謎のカリスマミュージシャン・アダムは今を生きる吸血鬼。永遠の恋人・イヴと久々の再会を果たした彼は、穏やかで堕落した悦楽の日々を過ごしていたが、突然イヴの破天荒な妹・エヴァが現れ・・・。(「キネマ旬報社」データベースより)

2015年1月5日の感想