北インド ヒマラヤ山麓 9

6日目 バドリナート&マナ村

早朝5時より ヨガ・呼吸法・瞑想

瞑想

バドリナート 

ヒマラヤ4大聖地の一つ。
ヴィシュヌ派の寺院。海抜3133m。

ヴィシュヌ神は「宇宙の保持」を司り
続けることが大事な商売をしている人には とても人気があります。

古代の聖人曰く
「学びし者は北方を天界と呼び
その他は下界・地上と呼んだ」

バドリナート寺院

バドリナート寺院
色鮮やかな寺院 この階段より裸足&撮影禁止

ネパールやチベット風の建築。
(イスラーム建築のムガル様式との説もあり)

シャンカラが修行をした寺院。
代々この寺院の最高位のバラモン(僧侶)は 
南インドのケーララ州(ケララ州)の青年より選ばれ
任期勤めることになっています。

ケーララ州ではマラヤーラム語が話されており
この言語はサンスクリットからの影響の大きい言語であり
聖典の理解にも関係してくるのではないでしょうか。
(あくまで推測です)

日本の仏教の高僧と全く違うことは
最高位のバラモンが若く美しい青年ということです。
目がキラキラと輝いていました。(あくまで主観です)

あまりお目にかかることのできない方なので
お目にかかることができて 光栄かつ幸運でした。

バラモンの部屋
僧侶の部屋  ~北部のお寺に 南部の僧侶~

インドの方たちは 非常に信心深く
日本のお寺での静寂とは少し違う 熱気 を感じました。

村単位で礼拝に来る集団もあり この聖地に祖父母や両親
親戚を連れてくることは 最大の孝行なのだそうです。

温泉 (タプタ・クンド アグニティールタ)

「金の不純物は熱で溶かし不純物を取り除く。
人間も同じくこの温泉に入ると純化される」

男女別の温泉場があり 水着着用のこと
自由に入ることができます。

男性は露天 タプタ・クンド アグニティールタ
女性は小屋の中 スーリヤ・クンド

カルマを落とすことができます。洗面器を持っていくと便利です。

私は膝下までしかつかりませんでしたが
水着姿で頭まで湯につかっている旅の仲間たち 
それはもう とっても気持ち良さそうでした。

温泉

マナ村

インドの国境近くのインド最後の村と言われています。
あちら側はチベットです。標高4000m。

左側が軍事施設なので 撮影禁止。

マナ村歩く人
標高が高いので この坂 息が上がっちゃいます

住んでいる方たちは チベットのお顔です。
羊を飼って 手編みの毛糸商品を販売しています。
帽子 手袋 靴下 マフラー マットなど

私たち観光客がこの小さな村に入ってくることを
どのように感じているのでしょうか。

マナ村ピンク壁

この村は ヴィヤーサ縁の地です。

ヴェーダ・ヴィヤーサがヴェーダを語ったと言われるヴィヤーサ洞窟
ヴィヤーサ洞窟
「ヴィヤーサ 5011年(陰暦)前に伝えられた」と洞窟に書かれている

ガネ-シャが書き留めたと言われるガネーシャ洞窟
ガネーシャ洞窟
このふたつの洞窟の距離 隣あわせではなく 少し離れています。

礼拝後 小雨が降りはじめると 急に胃が 
キリキリッと痛みだし苦しくなってきました。
不思議とすぐにおさまるので 薬を飲むに飲めず。

お医者さんに相談したところ
「便秘でも下痢でもなく 短時間の痛みなら 様子をみましょう」と。

ここ20年くらい経験したことのない
お腹キリキリ状態 のまま 過ごすことに・・・

北インド ヒマラヤ山麓 1

2011年blogに掲載した 北インド ヒマラヤ山麓の旅行記です。

HPのHOMEのブルーポピーの咲く山の風景は この旅のワンシーン
花の谷(valley of flowers)です

世界遺産 正式名称
ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園
(Nanda Devi and Valley of Flowers National Parks)

皆様 お久しぶりです。いかがおすごしですか。

台風の心配の中 レッスンにお越しくださった皆様
本当に ありがとうございました。

ヨガの学びの為 インドに15日間 行ってまいりました。

ヨーガニケタンの「ヨガの修業会」に参加のため
早起き 菜食 アルコール禁止 タバコ禁止 です。
(もともと アルコールもタバコもしませんので 大丈夫)

故に インドらしい世界遺産はほとんど体験しておりませんが
ヨガを行じている者なら 興味があるところに足を運び
当時の空気・雰囲気を感じることができ
たくさんの貴重な体験をさせて頂くことができました。

貧しいインド・豊かなインド
カオスのような俗世・人里はなれた聖地。

ヨガを共に行じる仲間に出会い
インドでのヨガの先生に出会い
過去に生きてらしたヒマラヤのヨガ行者に想いを馳せつつ
同じ様に ヒマラヤでヨガを行じ
ヨガの聖典が執筆されたといわれる所を体感し
バガバッドギーターなどの舞台になった場所を体感し

15日間の めまぐるしい経験やイメージが
今もまだ 頭の中を グルグルしています。

私の頭の中がカオス状態。
インドの旅のことを ちっとも 理路整然と表現することができず もどかしい思いです。

しかし 全てをひっくるめて
本当に素晴らしい旅でした。感謝!

先週は インドから戻り 初レッスンでした。
生徒さんから
「インドのどの辺りですか?」と。

あいにく地図を持っていなくて
「北の方です 
ヒマラヤの辺りです」
とぼんやりしたお返事しかできず。
こちらに地図を載せます。

デリーより北 上の方です。
地図では あまり移動距離がなさそうなのですが
インドは本当に広くて 実際は ずいぶん移動いたしました。
15日間 下記のように ほぼバスで移動しておりました。

デリー

↓ バス 15~16時間 リシケシ経由 

ルドラプラヤーグ

↓ バス 5時間

ゴービンダガート

↓ 馬 4時間

ガンガリヤ キャンプ生活@テント 標高3000m以上

花の谷 トレッキング 行き約3時間+帰り約3時間
      
愛らしい名前の谷ですが(うっかり騙されちゃいけませんっ)
普段山登りをしない自分には かなりハードでした

↓ 馬 4時間

ゴービンダガート

↓ バス 5~6時間

バドリナート

バドリナート寺院(四大聖地の一つ)

マナ村(国境付近の「最後の町」)

↓ バス 崖崩れ待ちなども含め13時間

ルドラプラヤーグ

↓ バス 7~8時間

リシケシ(リシケシュ)

↓ バス 休息・宿泊しつつ 24時間 クッル経由 

マナリ(「神様がいる場所」という意味)
       聖名拝受の為
       インドというより チベットっぽい街

↓ バス 休息しつつ 15~16時間 

ニューデリー
デリー

無事に戻ることができましたのは
ヨガの旅のスタッフの皆様 共に旅した皆様
無事を祈って帰りを待っていてくださった皆様のおかげです。

また ご報告します
北インド2へつづく・・・