北インド ヒマラヤ山麓 11

8日目 リシケシ(リシケーシュ)へ

救急車

朝からルドラプラヤーグよりバスで
リシケシ(リシケーシュ)に向けて出発。

道中 Aさんが土手のような所で 足を滑らせ 怪我を!

すると 今まで全く見たことのなかった
救急車が 偶然 通りかかり 
病院に連れて行ってくれたのです!

その後 病院で何針も縫ってもらい ことなきをえました。
無事に治療してもらえて 本当によかったです。

「なにか大きな存在に見守られている」
そんな気持ちになりました。
おそらく この場にいた誰もが 同じように感じたことでしょう。

昼食@カフェ

あと一歩で車酔いしそうな そんなとき
光の降り注ぐ ワイルド・リゾート・カフェで休息タイムに。

ウッタラーカンド州カフェf
フロアに砂利が。だからワイルドなのですねっ

アロマオイル 石鹸 ジャム 地図 カフェとは思えない品揃え。

旅の仲間たちが 旅の思い出に と
こぞってウッタラーカンド州(Uttarakhand)の地図を買い求め
それはもう 飛ぶような売れ方をしていました。
お店の人 「なぜ この地図が?」と当惑している様子。

ウッタラーカンド州の街
・デラドゥン(州都)
・バドリナート
・リシケシ
・ハリドワール
・ルドラプラヤーグル

ウッタラーカンド州地図
地図 購入しました~

リシケシ(リシケーシュ)

ヨーガニケタンのアシュラム(道場)に到着したのは
昼過ぎ頃でしょうか。

木村先生のお師匠さんでいらした
Swami Yogeshwarananda Saraswati Maharaj
(日本語の発音 スワミ・ヨーゲシュワラナンダ/
および スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ)大師の
肉体が埋葬され坐像が安置されているホール
サマーディ・マンディ-ル(samashi-mandir)で
まず最初に ご挨拶と礼拝。そして ヨガと呼吸法。

その後 瞑想を行うホール 
ヨーガ・マンディ-ル(サーダナ・ホール)で
1時間程の瞑想を皆で行いました。

バス移動で疲れきっていた肉体と精神が
この静寂な空間での たった1時間の瞑想で非常にすっきり。

「瞑想は 肉体と精神に効果がある」
改めて実感しました。

リシケシ夕食
夕食
カレーが辛くなくて やさしい味でした
麺もお味噌汁も 全部 美味しかったのでした

アシュラム1
こちらに宿泊

入り口の取っ手 鍵 トイレの扉の取っ手に触れるたび
サビが手につき汚れ いたるところに埃が。

ひどく湿った匂いがしたので 窓を全部開け 空気を入れ替える。
ギョッ!ヤモリが張りついてるではありませんか。

「サソリがいるので注意!」
最初 冗談かと思いましたが 本気の言葉でした。

ギザールという給湯器が各部屋にあるのですが
あいにくこの部屋にはなく お湯はでません。ゆえに水浴び。

洗面所にはシャワーヘッドらしきものがなく蛇口のみ。
水を蛇口から大きなバケツにため
柄杓ですくい 体にかける・・・
なんて原始的。

まぁ 何事も経験ですね。 今が夏で良かった~。

同室のNちゃんと 彼女のi-podの音楽が
この埃っぽい部屋を 明るくしてくれました。
ありがとう Nちゃん!

早々と就寝。

アシュラム2
エアコンはあるのに なぜにギザールはないの?

<リシケシ(リシケーシュ)>
海抜340m。
ビートルズもやってきた修行者の里。
町内では肉食飲酒は禁止されている。
さまざまなアシュラム(ヨガを行う道場)がある。

北インド ヒマラヤ山麓 10

7日目 休息&移動日

早朝5時より ヨガ・呼吸法・瞑想

バスでバドリナートからルドラプラヤーグへ移動

途中 ジョーシーマトを訪れる予定。

ジョーシーマトとは
バドリナートは冬場は閉じられるため
その期間 司祭・僧侶たちが下ってくるという所。

シャンカラチャーリヤ寺院があり
瞑想や休息に適しているそうです。
結局 行けなかったのですが。

思いがけず 休息日に

パンルケーシュワ

数箇所の崖崩れにより 道(門)が封鎖され
朝8時出発した私たちのバスは パンルケーシュワで立ち往生。

ちなみにパンルケーシュワは
「マハーバーラタ」の中の兄弟がいたといわれる土地です。

道路は もう大渋滞

寝てる犬
道端
犬だけでなく 寝っころがっている人もチラホラいました

岩を爆弾・ダイナマイトで小さくしてから
車やバスが通れるように除ける作業を行うようです。
私たちは ただひたすら 待つのみ です。

運よく バスがゲストハウスの前で止まったため
そのゲストハウスを借り のんびりと過ごしました。

お昼ごはんを頂いたり お話したり 近くをブラっと散歩したり・・・

パンルケーシュワ ライオン
ライオン トラ ゾウ こういった動物を
ついぞインドで見かけることはありませんでした

バス移動

7時間くらい(!)過ごしたところで
道が開通し バスに乗り込み移動 再スタートです。

道中 ゴロン と
大きな岩が落っこちてこなくて 本当に良かった!

何にもしない1日でしたが
一緒に旅している皆のことが 少しわかり なごやかに過ごせてよかったです。
なにより この「落石事件」は 今となっては とてもインドらしい思い出です。

パンルケーシュワ看板

ルドラプラヤーグのホテル到着は夜10時すぎ。
ホテル以外 真っ暗な中 従業員の方たちが
太鼓を打ち鳴らし 歓迎してくださり 本当にありがたいことです。
そのまま食堂に移動し 夕食。

行きと同じホテル(お湯の出ない 停電したホテル)。
棟や階が違うと雰囲気が変わり 今回は 上品な部屋でした。

ただ 何が起こるかわからないもので
最初 部屋のドアが開かない。
ドアが開いたら 今度は鍵がかからない。

従業員3人がかりで ドアの鍵の工事がはじまりました。
時すでに夜中・・・。そういうことも ありますね。

<ルドラプラヤーグ>
海抜618m。
マーンダーキーニー川とアラカンダー川の合流地点。
ルドラは暴風神であったが のちにシヴァ神の化身とみなされる。

北インド ヒマラヤ山麓 1

2011年blogに掲載した 北インド ヒマラヤ山麓の旅行記です。

HPのHOMEのブルーポピーの咲く山の風景は この旅のワンシーン
花の谷(valley of flowers)です

世界遺産 正式名称
ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園
(Nanda Devi and Valley of Flowers National Parks)

皆様 お久しぶりです。いかがおすごしですか。

台風の心配の中 レッスンにお越しくださった皆様
本当に ありがとうございました。

ヨガの学びの為 インドに15日間 行ってまいりました。

ヨーガニケタンの「ヨガの修業会」に参加のため
早起き 菜食 アルコール禁止 タバコ禁止 です。
(もともと アルコールもタバコもしませんので 大丈夫)

故に インドらしい世界遺産はほとんど体験しておりませんが
ヨガを行じている者なら 興味があるところに足を運び
当時の空気・雰囲気を感じることができ
たくさんの貴重な体験をさせて頂くことができました。

貧しいインド・豊かなインド
カオスのような俗世・人里はなれた聖地。

ヨガを共に行じる仲間に出会い
インドでのヨガの先生に出会い
過去に生きてらしたヒマラヤのヨガ行者に想いを馳せつつ
同じ様に ヒマラヤでヨガを行じ
ヨガの聖典が執筆されたといわれる所を体感し
バガバッドギーターなどの舞台になった場所を体感し

15日間の めまぐるしい経験やイメージが
今もまだ 頭の中を グルグルしています。

私の頭の中がカオス状態。
インドの旅のことを ちっとも 理路整然と表現することができず もどかしい思いです。

しかし 全てをひっくるめて
本当に素晴らしい旅でした。感謝!

先週は インドから戻り 初レッスンでした。
生徒さんから
「インドのどの辺りですか?」と。

あいにく地図を持っていなくて
「北の方です 
ヒマラヤの辺りです」
とぼんやりしたお返事しかできず。
こちらに地図を載せます。

デリーより北 上の方です。
地図では あまり移動距離がなさそうなのですが
インドは本当に広くて 実際は ずいぶん移動いたしました。
15日間 下記のように ほぼバスで移動しておりました。

デリー

↓ バス 15~16時間 リシケシ経由 

ルドラプラヤーグ

↓ バス 5時間

ゴービンダガート

↓ 馬 4時間

ガンガリヤ キャンプ生活@テント 標高3000m以上

花の谷 トレッキング 行き約3時間+帰り約3時間
      
愛らしい名前の谷ですが(うっかり騙されちゃいけませんっ)
普段山登りをしない自分には かなりハードでした

↓ 馬 4時間

ゴービンダガート

↓ バス 5~6時間

バドリナート

バドリナート寺院(四大聖地の一つ)

マナ村(国境付近の「最後の町」)

↓ バス 崖崩れ待ちなども含め13時間

ルドラプラヤーグ

↓ バス 7~8時間

リシケシ(リシケシュ)

↓ バス 休息・宿泊しつつ 24時間 クッル経由 

マナリ(「神様がいる場所」という意味)
       聖名拝受の為
       インドというより チベットっぽい街

↓ バス 休息しつつ 15~16時間 

ニューデリー
デリー

無事に戻ることができましたのは
ヨガの旅のスタッフの皆様 共に旅した皆様
無事を祈って帰りを待っていてくださった皆様のおかげです。

また ご報告します
北インド2へつづく・・・