美を結ぶ。美をひらく。@サントリー美術館

美の交流が生んだ6つの物語

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本日は啓蟄。土中で冬ごもりしている小さな生き物たちが、
春の訪れを感じ、穴からムクムクと出てくる頃です。

緊急事態宣言がまた延長になりました。
近場で短時間でサクッと観てまわれそうな美術展を選び、行ってまいりました。
鑑賞時間30分くらでしょうか。

カラフルな琉球の紅型の可愛さ、
和ガラスの人が作っている温かみのある透明感、
独特な浮世絵、繊細でありながら面白いガレ。
どれも素敵でした。

ありがたいことに館内は空いておりました。
美しい品々に目と心が喜び、ほっこりとしました。

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1)ヨーロッパも魅了された古伊万里
2)将軍家への献上で研ぎ澄まされた鍋島
3)東アジア文化が溶け込んだ琉球の紅型
4)西洋への憧れが生んだ和ガラス
5)東西文化が結びついた江戸・明治の浮世絵
6)異文化を独自の表現に昇華したガレ

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サントリー美術館は、2007年3月、六本木の東京ミッドタウンに移転開館して以来「美を結ぶ。美をひらく。」をミュージアムメッセージに掲げ活動してきました。例えば、古いものと新しいものが時代の枠組みを越えて結びつく。東洋と西洋、国や民族といった文化の境界にとらわれず結びつき、新しい美が生まれる。このように異なるものが結び、ひらくことは美術の本質であり、絶えることのない交流の中で今なお魅力的な作品が生み出されています。
本展覧会は日本美術を軸に、江戸時代から1900年パリ万博の約300年間にちりばめられた「美を結ぶ物語」「美をひらく物語」を、サントリー美術館の珠玉のコレクションから選び取ってみました。欧州も魅了された古伊万里、将軍家献上の使命で研ぎ澄まされた鍋島、東アジア文化が溶け込んだ琉球の紅型、西洋への憧れが生んだ和ガラス、東西文化が結びついた江戸・明治の浮世絵、そして異文化を独自の表現に昇華したガレ。国・時代・素材を越えて結び、ひらいた6の美の物語をお楽しみください。(HPから)