10月にはいり、急に涼しくなってまいりました。
みなさま、いかがおすごしでしょうか。
神田川沿いを鶺鴒(セキレイ)が、ちょこちょこと歩いていました。
白鶺鴒(ハクセキレイ)なのか、背黒鶺鴒(セグロセキレイ)なのか。
どちらでしょうか。
黄鶺鴒(キセキレイ)は色が違うのでわかりやすいのですが、
白鶺鴒(ハクセキレイ)と背黒鶺鴒(セグロセキレイ)はとても似ています。
尾を振るのが特徴とのことですが、見ている間、振っていませんでした。
川辺が好きなようです。
くつろいでいたのかしら。
<鶺鴒 セキレイ>
英名:Wagtail
属:セキレイ属 Motacilla
イワミセキレイ属 Dendronanthus
セキレイ(鶺鴒、鶺)は、鳥類の1グループ。 イシクナギ、イモセドリ。ニワクナギ(鶺鴒、熟字訓)、ニワクナブリ(鶺鴒)、ツツ(鶺鴒)、マナバシラ(鶺鴒)、イシタタキ(石叩き・石敲き)、ニワタタキ(庭叩き)、イワタタキ(岩叩き)、イシクナギ(石婚ぎ)、カワラスズメ(川原雀・河原雀)、オシエドリ(教鳥)、コイオシエドリ(恋教鳥)、トツギオシエドリ(嫁教鳥)、ツツナワセドリ(雁を意味することもある)など多くの異名を持つ。
標準和名がセキレイである種はなく、和名にセキレイが含まれるのはセキレイ属 (Motacilla) とイワミセキレイ属 (Dendronanthus) の種である。ただし、イワミセキレイ属はイワミセキレイの1属1種で、大部分はセキレイ属である。日本で普通に見られるセキレイは、セキレイ属のセグロセキレイ(固有種)、ハクセキレイ、キセキレイの3種だが、他に旅鳥などで希に見られる種もある。
主に水辺に住み、長い尾を上下に振る習性がある(ただしイワミセキレイは左右に振る)。イシタタキなどの和名、英名Wagtail(Wag:振る tail:尾)はその様子に由来する。人や車を先導するように飛ぶ様子がよく観察される。また、中国名の「相思鳥」は雌雄が仲むつまじいからだと言う。(Wikiより)
<白鶺鴒 ハクセキレイ>
学名:JMotacilla alba lugens
英名:Japanese Pied Wagtail
最も身近なセキレイの仲間
全長21cm。体形は横長で、尾が長いセキレイの仲間。頭から背は黒色か灰色で、腹と翼は広く白色。本種には亜種が幾つも知られていて、顔の模様で見分けることが多い。最も普通の亜種ハクセキレイは、白い顔に目を通る細い黒線があります。「チチン チチン」と鳴きながら、波形に飛ぶのはセキレイ類の特徴です。ユーラシア大陸のほぼ全域に分布・繁殖している繁栄している種。海岸、河川、池沼など水辺の他に、農耕地、駐車場、道路、工場内の舗装地など他の鳥が利用しない無機質的な場所にも生息できています。日本では近年(昭和)になって繁殖地が北海道、東北地方、関東地方と年を追って南下してきました。東京ではずっと冬鳥でしたが、1970年代になって繁殖するものが出現しています。現在では四国、九州でも繁殖記録があります。水生昆虫の他、小さな虫類を捕えています。トンボなどの虫を空中で捕えることもあります。埼玉県入間市の三十年にわたる鳥類調査では、ハクセキレイの増加に比較して、セグロセキレイとキセキレイが急激に減少しています。永年「キ」と「セグロ」ですみ分けていた河川沿いの水際が「ハク」に浸食され、追いやられているようです。今後が気になります。(サントリー愛鳥活動より)
<背黒鶺鴒 セグロセキレイ>
学名:Motacilla grandis
英名:Japanese Wagtail
セグロセキレイを見られるのは日本だけ?!
海外バードウォッチャーの人気者
全長21cm。全体が白黒模様のセキレイの仲間の鳥。頭から背と胸は黒色で、頭の黒色の中に額の白色が良く目立ちます。翼は白色部分が多く、腹は白色なので、飛ぶと白い鳥に見えます。着地の折には腰を上下に振ることが多く、セキレイ類の特徴の一つになっています。最近になって韓国での繁殖例が知られましたが、世界的には日本特産種と言ってよいでしょう。北海道から九州までの河川や池沼畔などに棲息し、海岸には出ません。飛行は上下に揺れる波型を描き、その時には「ジジッ ジジッ」といった濁った声を出しています。
近年、日本では急速に分布を拡げているハクセキレイとの軋轢(あつれき)があり、個体数が減少する傾向にあります。(サントリー愛鳥活動より)