今回のテーマは
「トラウマとヨーガ療法 癒しと再生への道」
2026年5月23日(土)・24日(日)の2日間、
新潟の朱鷺メッセ メインホール(スノーホール)にて新潟学会が開催されました。
私は今回、配信にて参加いたしました。
トラウマとは、
命の危険や心身の健全性を脅かすような、圧倒的な衝撃を伴う出来事そのもの、
およびそれによって心に負った傷を指します。
位置づけ: 疾患名ではなく、状態や要因を表す言葉。
特徴: 強い恐怖、無力感、戦慄を伴う体験(震災、大事故、虐待、犯罪被害など)によって生じる。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、
トラウマとなる出来事を経験した後に、その記憶や恐怖が心に残り続け、
日常生活に支障をきたすレベルで心身にさまざまな症状が現れる精神疾患です。
位置づけ: 精神医学における正式な診断名(疾患名)。
特徴: トラウマを経験した人すべてがPTSDを発症するわけではない。
一般的には、出来事から1か月以上症状が持続する場合に診断される。
<プログラム>
【大会長講演1】
今井洋介先生
「トラウマとの出逢い ~造血幹細胞移植の現場、被災地、そしてビハーラにて~」
Chairperson’s Lecture 1: “Encountering Trauma — From Stem Cell Transplantation to Vihara Ward”
【基調講演】
木村慧心先生
「トラウマとヨーガ療法」
Keynote Lecture: “Trauma and Yoga Therapy”
【招待講演1】
宮地尚子先生
「心の傷つきに寄り添う:環状島モデルを用いて」
Invited Lecture 1: “Staying Close to Psychological Wounds: Using the Circular Island Model”
【招待講演2】
石川勇一先生
「トラウマへの次世代的アプローチ SCDT(スピリット・センタード・ダンマ・セラピー)の試み」
Invited Lecture 2: “Next-Generation Approach to Trauma: An Attempt at SCDT”
【大会長講演2】
今村達弥先生
「心と体のポリフォニー」
Chairperson’s Lecture 2: “Polyphony of Mind and Body”
【招待講演3】
加藤直哉先生
「永遠のいのちの記憶 ― 死を意識することで、いまを愛で満たす
死は終わりではなく、“愛への帰還”」
Invited Lecture 3: “Memory of Eternal Life — Filling the Present with Love”
【シンポジウム】
「震災とトラウマケア」
Symposium: “Disaster and Trauma Care”
佐藤美弥子・満留美樹・河崎幾恵・宮地尚子・石川勇一・今村達弥・木村慧心(敬称略)
【座長】今井洋介先生
【分科会】
河村洋子先生
企業におけるヨーガ療法
「職域保健活動の現状とヨーガ療法への期待」
Sectional Meeting: “Occupational Health and Expectations for Yoga Therapy”
ヨーガ療法グループ指導デモンストレーション
Sectional Meeting: “Yoga Therapy Group Instruction Demonstration”
【一般研究発表(オーラル)】
Oral Presentations

今年はレポート提出が必須となり、昨年よりも繰り返し視聴することになりました。
その結果、5月に開催された学会の記事を、9月にホームページへアップする形となりました。
2013年のヨーガ療法学会は宮崎のシーガイアで開催され、
メインテーマが「トラウマ」でした。
宮崎まで足を運び、ポスター発表を行ったこともあり、
大変印象深く記憶しています。
あれから13年が経ち、
トラウマの概念や治療のとらえ方が少しずつ変化してきていることを、
今回あらためて感じました。
とくに、呼吸や身体へのアプローチが重視され、
ソマティック(身体感覚)な視点がトラウマケアに深く取り入れられている点が心に残りました。
ヨーガはまさにそのソマティックなアプローチの中に位置づけられており、
心身への働きかけとして大きな役割を果たしていると感じました。
トラウマに関する先生方のお話はどれも興味深く、
著作の紹介もあり、読みたい本が一気に増えました。
トラウマを抱える方への理解や、そっと寄り添うための接し方についても学び、
ヨーガを通してできることを、あらためて考える時間にもなりました。















