コナン・ドイルのシャーロック・ホームズは好きですか?
小説、昔ながらのBBCのドラマシリーズ、映画も大好きなので、何の情報もないまま
2011年8月にNHK-BSで3夜連続で放送されたこの「SHERLOCK」(BBC)を観ました。
英グラナダTVの「シャーロック・ホームズ」が最高だと思っていましたが・・・。
ものすごく、面白かったです!
ネタバレしちゃうと大変なのであまり物語にはふれませんが、
時代設定は現代のロンドンになり、ホームズは自称「コンサルタント探偵」です。
現代ならではのスマートフォンを捜査に使ったり、
シャープでスピード感あるドラマに仕上がっています。
少し落ち着いた暗めの雰囲気、英国物らしいユーモアもたっぷりです。
ホームズの変人っぷり、相棒ワトスンとのやりとりが、本当にイイ感じです。
「シャーロック」「ジョン」と、お互いをファーストネームで呼び合うんですよ。
原作の小説や映画などでは、大抵ファミリーネームで呼び合っていますから、
この辺が、とても今日的ですね。対等な関係、これが特徴の一つかもしれません。
ワトスンがトラウマを抱えているという、このドラマならではの解釈がすごく納得です。
お互いを尊重している雰囲気がたまらないですね(ゲイと勘違いされちゃったり)
ホームズとワトスンの関係だけでなく、
ホームズとホームズのエリートなお兄さんマイクロフトとの関係も注目です。
ジム・モリアーティ役のアンドリュー・スコット、とても素敵ですよ!
機会がございましたら、ぜひご覧くださいませ。
<出演>
シャーロック・ホームズ: ベネディクト・カンバーバッチ
ジョン・ワトスン: マーティン・フリーマン
レストレード警部: ルパート・グレイヴス
ハドソン夫人: ウーナ・スタッブズ
マイクロフト・ホームズ: マーク・ゲイティス(製作総指揮のひとり)
ジム・モリアーティ: アンドリュー・スコット
<製作総指揮>
スティーブン・モファット、マーク・ゲイティス、ベリル・バーチューほか
SHERLOCK シャーロック NHK海外ドラマ
BAFT(英国アカデミー賞)受賞
<ジョン・ワトスンのブログ>
小説ではワトスンが事件を記録したことになってるように、このドラマはブログに事件を記録します。(英語)
ドラマ放送中は、ブログ(英語)公開していました。
ワトスンって発音しますか?それともワトソン?
すごく迷っちゃいますね。(どっちでもいいですね)
2011年9月14日の感想
<作品リスト>
第1シリーズ 2010年
「ピンク色の研究」 ”A Study in Pink”
「死を呼ぶ暗号」 “The Blind Banker”
「大いなるゲーム」 ”The Great Game”
第2シリーズ 2012年
「ベルグレービアの醜聞」 ”A Scandal in Belgravia”
「バスカヴィルの犬(ハウンド)」 ”The Hounds of Baskerville”
「ライヘンバッハ・ヒーロー」 ”The Reichenbach Fall”
クリスマス・ミニエピソード 2013年
「幸せな人生を」 ”Many Happy Returns”
第3シリーズ 2014年
「空からの霊柩車」 ”The Empty Hearse”
「三の兆候」 ”The Sign of Three”
「最後の誓い」 ”His Last Vow”
特別編 2016年
「忌まわしき花嫁」 ”The Abominable Bride”
第4シリーズ 2017年
「六つのサッチャー」 ”The Six Thatchers”
「臥せる探偵」 ”The Lying Detective”
「最後の問題」 “The Final Problem”
追記
回を重ねるごとにベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンが息の合ったコンビとなりました。
小ネタの沢山つまった大変面白いドラマでした。
余談になりますが、このドラマ一押(一推し)のアンドリュー・スコットが
「Fleabag フリーバッグ」ではセクシーな神父さん役で、
これまたとても良かったです。2022年11月23日記