第19回東京国際ブックフェア・第16回電子出版EXPO、見て来ました。
皆様は電子書籍を読まれますか?ご興味はございますか?
電子書籍に対して、今まであまり好感を抱いていませんでした。なぜかと言うと、一つはネット上で本など商品を購入すると企業に自分の趣味を把握・管理される気持ちの悪さ、二つは昔ながらのアナログな紙が好き、だからです。
特に一つ目の、企業に自分の趣味を把握・管理されて、次回からは頼んでもいないのに「これがおススメ」とか「この商品はいかがでしょうか」などと表示されたり、別の関連企業からメールでそれらしき内容が勝手に届きます。少々うっとうしい。電子書籍を読むことはなさそうな。
今回話題になっている楽天のkobo(電子書籍を読む媒体です)を手に持ってみました。あまりにも軽くて、ちょっと驚きでした。サイズが大きすぎず、小さすぎず、程よい感じです。小説を読む時の文字は自分の好みでフォントやサイズの変更ができるようですし(おそらく他の媒体もそういった調節がきくのでしょうが)、漫画もずいぶんと見やすいのですね。
本は「紙媒体で読みたい派」(そんな派があるとしたら)なのですが、日々の電車や地下鉄などで、ものすごくブ厚くて重い本を持ち歩く場合は、こういうの楽でイイなと素直に思いました。とはいえ、紙媒体の出版の地味目なブースには心ひかれます。これからも頑張ってもらいたいなぁと強く思うのでした。
他に、漫画家、イラストレーター、絵本作家、写真家などのブースが、個人個人は小さいスペースながらも、パワーを感じました。学園祭のノリで楽しそう。
こうして少しづつ私たちの意識も変わり、電子書籍が普及していくのでしょうね。
はたして今年は電子書籍元年になるのでしょうか?皆様はどう思われますか?
盛況な会場、特に賑わっているブースがこちら
寝てました。皆に触られすぎて、疲れちゃったのかも
好きな作品をオリジナルで製本してくれるようですよ
2012年7月6日の感想
追記
10年後の2022年現在、電子書籍はもはや一般化しています。
街の本屋は少なくなり、Amazonで本・電子書籍を購入する人も多くなりました。
スマホ、PC、iPad、Kindleで読書する日がやってくるとは。
ただ私は相変わらず、街の本屋をみて回り、紙媒体の本で読むことが好きです。2022年10月27日