4月19日(金)20日(土)、第17回日本ヨーガ療法学会研究総会が、
広島国際会議場で開催され、参加してまいりました。
今回のテーマは
「呼吸と意識とヨーガ療法」
ヨーガの瞑想とマインドフルネス
<マインドフルネス(英: mindfulness)>
今現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程であり、瞑想およびその他の訓練を通じて発達させることができる。マインドフルネスの語義として、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」(wikiより抜粋)
私たちはスマホやパソコンなど毎日膨大な量の情報にさらされ、かなり脳を酷使している状態です。情報過多な毎日の積み重ねは、不安を感じたり、うつ症状、なにかしらの依存を生みやすくする、とのこと。
・脳を休めるとは
・休め方とは
・瞑想やマインドフルネス時の脳の状態とは
・どんな効果があるのか
・ヨーガの瞑想とマインドフルネスの関係
講師の先生方の研究報告によると、呼吸、瞑想、マインドフルネスは、心の状態を穏やかに、肉体を健康にしてくれる。自律神経を研究し治療に役立てている先生、脳の研究をしている先生、呼吸を研究している先生、マインドフルネスを指導している先生などからも語られました。
ヨガのレッスンで日々行っていることが、心身への良い効果があるという研究報告は、興味深く、かつ心強いものでした。良い意味で、私自身も情報過多な学会で頭がパンパンです。
今回の内容を、ヨガ教室にいらっしゃる皆さんに報告し、語り合いたいと思います。
<講演>
岡村仁大会長講演
「こころのケアとヨーガ療法」
小林弘幸先生講演
「呼吸と意識、自律神経との関連」
久賀谷亮先生
「マインドフルネスと今」
熊野宏昭先生
「マインドフルネスがマインドワンダリング指導に及ぼす影響:臨床的効果が現れるメカニズムへの示唆」
木村慧心先生
「インド五千年のマインドフルネス」
岡孝和先生
「心身医学専門家から見たヨーガ療法」
エイミー・ウィーラー先生
「アメリカのヨーガ療法事情」
本間生夫先生講演
「情動と呼吸法」
<参加した分科会:アルコール依存症に対するヨーガ療法>
タイの医療センターでの薬物依存症に対するヨーガ療法報告
東京・神奈川のアルコール依存症に対するヨーガ療法報告