第21回日本ヨーガ療法学会研究総会が、
会場は神奈川県川崎市、5月20日(金)21日(土)、
オンライン参加と対面参加の混合の開催でした。
私は一昨年と昨年と同じように、ネット配信で参加いたしました。
今回のテーマは
「当事者研究」
当事者研究とは、「自分ごととしての研究」です。
当事者研究を代表する先生方による講義でした。
当事者研究は、お招きした向谷地生良先生の
精神障害を患いトラブルの多い青年との対話からはじまりました。
「一緒に研究してみない?」
精神科医師の私(向谷地生良先生)の上から目線の「治してあげる」ではなく、
「一緒に探していこうよ」という共に生きていく姿勢・考え方です。
精神疾患の患者さんが増えている今、
薬で治る方、薬で治らず長期に及んでいる方が病院と併用して、
「ヨガもやってみたい」と、ヨガ教室を訪れます。
ヨガを伝える中で、私自身も共に生きていく姿勢・考え方の大切さを感じています。
ただ一概に上から目線が悪いとも思っていなくて・・・。
横から目線、下から目線、色々な見方ができればいいかなと思うのです。
もちろん、「一緒に探していこうよ」という気持ちで。
ヨガが、健康な方やそうでない方の心身のバランスを整え、
生きることが少し楽になったり、心穏やかな日々を過ごせますよう、
お手伝いができたらと思っています。
<大会理事長講演 Invited lecture>
・心はどこまで脳なのだろうか
公益社団法人 東京都医学総合研究所 副所長 糸川昌成
<招待講演 Invited lecture>
・セルフケアの共同創造 成人脳性まひ者の二次障害に着目して
東京大学先端科学技術研究センター准教授 熊谷晋一郎
・当事者研究の世界
北海道医療大学大学院看護福祉学研究科
浦河べてるの家創立者 向谷地生良
・ヨーガ・マインドフルネス・呼吸法と脳や自律神経の活動
静岡済生会総合病院 榛葉俊一
<シンポジウム Symposium>
向谷地生良 熊谷晋一郎 糸川昌成 / 司会:木村慧心
<分科会 Breakoutsession>
障がいとヨーガ療法
長岡千明 寺内美加 荒木悦子 / ファシリテーター:木村慧心